アメリカを代表する発達心理学者が、息子が既存の学校に強く反発したことをきっかけに「息子に受け入れられる学校とは…」「研究者として納得いく教育とは…」と学校探しの旅に出る中で、その過程で文化人類学の領域や学校制度の誕生史にも目を向け、この本が誕生したそうです。
この本には、子ども達の自由な遊びの減少と心理的障害の増加、近所の弱体化と近所での遊び友達の喪失、遊びのパワーとは?なぜ異年齢混合がいいのか?狩猟採集民は遊びでいっぱいだった?学校制度の誕生史、強制された教育で失ったものは?そもそも「学ぶ」って苦しいことなの?そして「遊び」について考えたこともなかった私に、考えるきっかけを与えてくれたのは不登校の子ども達です。視野を広げてくれる大変説得力のある本だと思います。
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