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執筆者の写真ぴおねろの森

千葉県FS等ネットワーク×県議×県教交流会(9/8)

更新日:2020年11月10日

大きなテーマ

①どこに相談すればいいのか問題の前進(大分県リストの提案)

②内申点について

③FS認定制度

④経済支援…他


①相談先について

どこに相談すればいいのか問題…千葉県も下記のようなものを作ったらどうか。

FS・教育センター・親の会などの相談先が一つにまとめられている。「未然防止」「早期対策」という言葉が使われておらず、問題行動ではないという視点から作られているのも素晴らしい。


→県:こういうものがあったらいい。作ろう。ただこれを作るにあたり、問題としてFSそのものが網羅されていない、ネットワークに加入していないところもある、いろんなタイプのFSがある、その中で行政がどう把握できるか。


→FS:出席扱いのためのやり取りを学校としているところだけでもデータを集めれば、かなり把握できるのではないか。そこで把握したものをもとに、官民合同のネットワーク会議をしていき、そこに参加する意思を持つ団体も加えていく。


→千葉県FS等ネットワークはあくまでも「学校復帰を目指さない」というところを軸に集まっているので、そうでないところも入れるよう、県主導の会議、リストも必要だと思う。


②内申点について

・高校進学を控えている子、内申点、特に出席点子どもが追い詰められるケースが多い。「普通教育機会確保法」である程度の理解があっても内申がネックになってしまい、親よりも子ども本人が気にしてしまうケースが多い。千葉県ももう少し詳しい説明を。

・内申点を脅しに使っている教師がいる現状が一番問題。研修からやり直す必要がある。


→県:出席については、皆勤の子だけほんの少しプラスにしているが、それ以外は出席点に影響はない。高校ごとに細かい条件も公表しており、高校側は思ったよりもこだわっていない。


→FS:確保法にも「休養の必要性」が書かれているし、高校ごとに合否基準は明らかになっているのだから、そこで不利益になることはないと説明してあげる必要があるのでは。

県:地域アクティブスクールを学び直しの拠点にしようとやっている。県内4校は努力しているが。


③FS評価制度について

具体的な評価は、県そのものではなく、外部に委託するようなイメージが良いのでは。

東京学芸大が文科省からの委託を受けて実施した研究もある。


④経済支援について

昨年、ホームスクーラ対象のアンケートを実施。二週間足らず100を超える回答が集まり、一番要望が多かったのが「経済支援」だった。他FSから多数意見あり


県:小学生の不登校が15年前と比べると2.5倍、今後もまだ増えていくだろうと感じている。若者の自死も世界的と比べて多く、そんなところからも多様な学びを保障していく必要があると感じている。



[私の意見]

 今回大きく前進したのは、大分県の「不登校児童生徒支援プラン」の提案があったからだろう。これまで各フリースクールが各市町村で一覧を作ってほしいと訴えても、一つだけ載せるわけにはいかない等進まなかった現状があると。親は学校からも情報がもらえない、どこに居場所があるのか、常にアンテナを張って動かなくては必要な情報が手に入らなかった。それでは様々な事情で動くことが出来ない家庭の場合、埋もれていく子ども達が多くいるのではないかと思う。私はこの「不登校児童生徒支援プラン」の千葉県版を是非作っていただきたい。そして多くの子ども達に等しく情報が行き渡り、無駄に苦しむことのないよう、支援をしていく必要があると考える。


 また内申点の事についても触れられたのは良かった。内申点のプレッシャーで苦んでいる子が多くいる現状がとても残念でならない。そもそも学校に行っていない子は頑張っていないのか、私は不登校が不利益を被る社会は間違っていると思う。「社会がこうだから、こういう人間にならなければいけない」何か順番が違うのではないか。命が先だ!社会の方を命に合わせる…この内申点の問題もそこからの議論が必要であると考える。

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