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執筆者の写真ぴおねろの森

「学校は?」という質問


久しぶりの秋晴れ!コスモスを観に公園へ。子ども達は広い芝生を元気いっぱい走り回った。そんな姿を見ていたあるご高齢の方が「学校は?」と尋ねてきたのだ。子ども達は固まった。私は「この子ども達は、フリースクールで学んでいます。いろんな学び方がありますからね~」と、明るく、毅然とした態度で、友好的に応えた。きっと同じような疑問を持たれた方は他にもいたでしょう。そこで考えなくてはいけないのは、この質問は悪意ではなく、自分の中の当たり前から出た自然な疑問なのだという事。誰も子どもを責めるつもりはないのだと思う。でもこの「学校は?」という質問に、子ども達は「やっぱり子どもは学校に行くべきなんだ。行くのが当たり前なんだ。みんなそう思っているんだ…」と責められているように感じてしまう。実際この質問をされるのが嫌で外に出なくなる子どもが数多くいるのも事実だ。ではどうしたらいいのか…まずこの質問をされた時、子どもは大人がどう対応するのか、とてもよく観察していると思う。大人が明るく毅然とした態度で、友好的に対応する姿をみて、子どもは「そうやって応えればいいんだ!」「みんな敵じゃない!知らないだけなんだ!」「自分は自分のままでいいんだ!」と、そう少しづつ感じてくれたらと思っている。でも自分で全部跳ね返す必要もない。跳ね返す力がない時は、安心できる場所で自分を守ることだって大切なことだと思う。生き延びるために自分を守ること、守り方も人それぞれでいいんだと私は思う。

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